毎年この時期、尿路感染(膀胱炎・尿道炎・腎盂腎炎)がポツポツ出るように感じます
施設では、トイレ誘導の時の尿の匂いやお部屋の匂いでスタッフが気付き、看護師さんに尿検査をしてもらって確認し嘱託医に抗生剤を出していただく…と言う流れになります
最近思うのは、私達医療者は発熱を37.5度をボーダラインにしているけれど、ご高齢者は自律神経障害があればバイタルは当たり前のように日々バラつくし、体調が悪くなっても、そのボーダラインを越えるほど発熱しない事が少なくないのです
ならば、毎日バイタル測定をするのだから、37度越えを目安にするのではなく、日常のその方の体温と比べてどうか…
日常よりも3分とか5分高ければ、その時点でスタッフ全員に伝えてもらって「体内で何か起きている」と言う目線でスタッフ全員がみれば、尿の匂いがする前に尿の濁りなど気付けるサインを見つけられるのかも…と、看護師にお願いしました
と言うのは、尿路感染がわかっても抗生剤を5日くらい出してもらっただけでは、直ぐに再発(治りきっていない?)してしまう場合が結構あって、長くかかるときは3週間に及ぶ時も…
早く気付ければ、1回目の抗生剤で治るのではないかと…
高齢者施設では比較的頻度のある症例なので、データ取りしてみようと思います