2018年認知症学会 覚書③
比較的分かりやすい部分だけ抜粋してます。興味のある方は是非どうぞ^_^
認知症の危険因子と防御因子
久山町研究では…
アルツハイマー型が劇的に増えている
血圧の日内変動が高いほどアルツハイマーが増加する
アルツハイマーは糖尿病が有ると2倍になる
睡眠中にアミロイドβを排泄するが、ロングスリーブは活動量低下と繋がる
糖尿病などのコントロールで40パーセントくらいはリスクが下がる
百寿者に学ぶ認知症の防御因子
両親が長寿、前向きな考え方、楽観的だと長生きしやすい
百寿者は動脈硬化になりにくく、糖尿病が非常に少ない
長寿者は認知機能の低下速度も遅い
慢性炎症の高い人ほど死亡率が高く認知機能の低下にもフレイルにも関わる
高齢になってからは、BMIが低い方が早く亡くなる
女性の方が長生きなのは日本だけでは無く世界共通
生活習慣からみた危険因子・防御因子
早いウォーキングは海馬を大きくする。ストレッチではその効果は期待できない
週3回以上の運動習慣が認知症リスクを38%低減
認知予備力の向上(補聴器など)
脳のダメージの減少・脳の炎症の減少が大切
アルツハイマーの危険因子の最大は身体的不活動
読書、楽器演奏、ボードゲーム、ダンスがリスクを下げるかもしれない
❇︎数値データは、研究対象により様々ですので参考程度にご覧くださいませ。
また、これらはあくまで私の覚書で、シンポジウムだけでなく研究発表なども含まれています。
特に認知症は、まだまだ研究段階でわかっていないことが沢山ある分野なので、刻々と研究報告も変化していっているのが現状です。ご了承ください。