2020年7月31日＜自身の存在価値＞

2023/12/03

年齢を問わず…ではあるのでしょうが…

ご高齢者には特に大切なのだなぁ〜と痛感した事がありました

難聴が著しいお婆ちゃまで、夜中も日中もお構いなしで、お経の様に声を出し続けてしまうお婆ちゃま

可愛らしいお婆ちゃまなのですが、それが原因で他の方とトラブルになる事も…

もともと面倒見の良いお婆ちゃまなので、退院したばかりで認知症も軽い車椅子の方の隣に席替えをしました

すると、そのお婆ちゃまは、とても甲斐甲斐しく車椅子の方のお世話をしてくださって、なんと無意味に声を出し続ける事が嘘の様になくなったのです

車椅子の方は何かしていただく度に、そのお婆ちゃまに丁寧にお礼を言われ、スタッフからも「ありがとう」を言われる…　　

もともと世話好きなご高齢者ほど、どこかで誰かの役に立てる場所が必要なのでしょうね

もしかしたら、出し続けていた声も、チックの一種だったのかもしれません

自身がここにいても良いんだと思える事

誰かに喜んでもらえる存在である事

「ありがとう」を言ってもらえる事

心を安定させる為に、とっても大切な事ですねぇ